libx11をアップデートしたらCompizが激重&不安定になった

昨日Ubuntuのアップデートを行ったらlibx11が新しくなったようなんだが、それと同時にCompizの2D描画がめちゃくちゃ重くなって不安定になった。
もっさりしてイライラするとかいうレベルじゃなくて、引っかかるような感じで描画が止まったり乱れたりすることが頻繁に起こる。3Dエフェクトは快適にぐりぐり動く不思議。

そして、glxgearsを実行すると100%フリーズする。エラーとか何も出なくてギアのウィンドウが半分ぐらい表示されかかった瞬間にXが完全に固まってキーボード入力も受け付けない。SysRqで取り返すことはできる。


ちなみにグラフィックカードGeForce 8600GT。


とりあえず安易な発想で--loose-bindingと--indirect-renderingをオンオフしてみたりしたが変化無し。
WMをMetacityに変えてみたら快適に動いたのでCompizが機嫌を損ねているようなのだが、Compizは捨てがたい。
決して派手なエフェクトが使いたいとかいうわけじゃなくて、主にウィンドウの挙動やショートカットに関する設定が手放せないだけなんだが。


で、あれこれぐぐってたらこんな記事を発見。


2008年4月23日 NVIDIAドライバの性能をアップさせる方法 Compiz Fusion編:FreeBSD Daily Topics|gihyo.jp … 技術評論社


この記事の「NVIDIAでglxgearsが落ちる」がまさに同じ状況なので、早速__GL_YIELDにNOTHINGを設定して起動してみたが全然かわらねーよちくしょう!
ついでにnvidia-settingsも入れていじってみたけど変化無し。
あと、xorg.confでMigrationHeuristicを設定するというのを見かけたのでやってみたけど、これも変化がなかった。


結局、改善されるまでひとつ前のバージョンにダウングレードして使うことにした。
Metacityに慣れるという手もあったけど。


ダウングレードはSynapticでlibx11-6, libx11-data, libx11-dev, libx11-xcb1の4つを1.1.3-1ubuntu2ja1に戻した。
どれか忘れたけど、ダウングレード指定したら依存パッケージがずらーっと出てきて削除されそうになるので注意。
この場合、他の3つをダウングレード指定してやると、問題のやつ単体が引きずられて変更される。
この挙動はよくわからないけど、とにかくlibx11-*だけが変更されるようにしたほうが幸せだと思われる。