TracにIniAdminプラグインを入れてみた

標準の状態でもある程度の設定はできるんだが、細かい設定になるとtrac.iniを手で編集しなければならない。
このtrac.iniの編集を管理画面(WebAdmin)上から編集できるIniAdminというプラグインがあるようなので入れてみた。


プラグインのインストールにはTrac Environment毎にインストールする方法と、サーバ全体に共通してインストールする方法の二種類がある。
サーバの設定をいじるたびにシェルログインして編集するというのはいただけないし、通常機能の挙動を変更するようなタイプのプラグインではないので、今回はサーバ全体にインストールすることにした。


インタアクトの公開している日本語版Trac-0.11.2.1.ja1の場合、IniAdminにパッチを当てる必要があるので注意(2009年1月30日現在)。
詳しくは日本語版Trac上のTracJaを参照。

ダウンロードとインストール

IniAdminプラグインIniAdmin Plugin - Trac Hacksからダウンロードしてくる。

cd /usr/local/src
sudo wget -O iniadminplugin_0.11.zip 'http://trac-hacks.org/changeset/latest/iniadminplugin/0.11?old_path=/&filename=iniadminplugin/0.11&format=zip'

URLに'?'とか'&'が含まれているのでクォートで括ってやらないと悲惨なことになる。
展開する。

sudo unzip iniadminplugin_0.11.zip

パッチを当てる。

cd iniadminplugin/0.11
sudo wget -O nonasciidoc-0.11_r3915.patch 'http://trac-hacks.org/attachment/ticket/4179/nonasciidoc-0.11_r3915.patch?format=raw'
sudo patch -p0 <nonasciidoc-0.11_r3915.patch

インストールする。

sudo python setup.py install

これでインストール完了。
個別インストール用のeggファイルを作成する場合は、installの代わりにbdist_eggを指定する。
するとdistディレクトリの中にeggファイルが出来上がるので、管理画面の右上にあるフォームからアップロードすればインストールできる。


サーバを再起動する必要があるようなので再起動する。

sudo /etc/init.d/apache2 restart

プラグインを有効にする

サーバの再起動が終わったらTracの管理画面を開いて「プラグイン」の項目を選択する。
下の方にIniAdminプラグインが追加されているので「有効」にしてやる。
すると管理画面の左側メニューにtrac.iniに関する項目がずらっと出てくる。

最初から有効にしたいんだが……

trac-adminでTrac Environmentを作成したら、最初からIniAdminが有効になっていてほしいんだが、どうやったらいいのかがわからない。
trac.iniの[components]セクションにiniadmin.iniadmin.iniadminplugin = enabledがあればいいようなんだが、雛形らしきものも見あたらないし、どうやって初期trac.iniを生成しているのかがわからない。完全に動的生成してるのかね。