WindowsからLinuxにして不便になったこと

会社のPCをUbuntuにしてから一ヶ月が経った。
ゲームをやる自宅のPCと違って仕事をする上ではWindowsよりも快適になったのだが、やはり不便な面もある。

zipファイルのやりとり

以前のエントリでも書いたが、日本語ファイル名を含むzipを顧客とやりとりするのが非常にだるい。
受け取るときはunzipがいちおう自動認識してくれるんだが、たまに誤認識するらしくて明示的に指定しないといけない場合があった。
さらにファイル名云々以前に正常に展開できないケースも稀にあり、そういう場合は7-zipで展開できるケースもあったが、7-zipもだめで、結局Wine上でWindows版の7-zipを使ってようやく正常に展開できるということもある。


また、こちらから送る場合はconvmvで頑張るか、Wine上で作成するか、VMware上のWindowsで作成するという三択であり、いずれにしても面倒なことこの上ない。

オフィス系文書

MS OfficeOOoではやはり表示が異なるケースがあるので、ImpressやDrawで作ったものは基本的にPDFでやりとりする。
オフィス文書フォーマットでやりとりする場合は使用フォントに気をつける必要がある。
MSゴシック指定のものを受け取るのは構わないけど、IPAフォントで作ったものを送りつけるのはどうなんだろう。


とりあえず、今のところ表示がおかしいですとか指摘を受けたことはない。

GUIアプリ

GUIアプリは断然Windowsのほうが充実している。
似たようなツールはいちおうあるんだけど、どこかしょぼかったり使い勝手が良くなかったりする。


今一番ほしいのはTortoiseSVNに匹敵するGUI版のソースコード管理ツール。
これはNautilusとかのファイルマネージャに統合したいって意味じゃなくて、とにかくGUISubversionの管理ができるツールがほしい。
ログ一覧から任意のリビジョンを選んで差分表示とか、特定のリビジョンやブランチ間の差分エクスポートとか、コマンドラインではどうしても厳しいものがある。
いくつかGUIクライアントもあるみたいだけど、TortoiseSVNにはまだおよばない感じがする。強いてい挙げるとすればRapidSVNが一番よくできてると思う。所々文字化けしてるけど。あるいはいっそEclipseを使うか。


Diffツールもかなり重要。
WindowsではWinMergeとRekisaを愛用していたが、それに相当するのはKdiff3とMeldといったところだろうか。
ただ、どちらもエンコーディングの認識に弱い気がする。

ないものは……

ないものはWineで……とはなかなかいかないもので、日本語入力やフォントまわりで不具合を起こすアプリもあったりする。
できるものなら「ないものは自分で作れ」ってことで自作したいところだけど、VisualStudioすら久しく起動してないのに、GTKやQtでいきなりアプリが作れるかといわれるとまったく自信がない。特にマルチバイト処理やIMに弱いアプリが少なくないところを見ると難しいんだろうなぁとか思ってしまう。
とはいえ手を出さなければ一生作れないままなので、がらくたでもいいから勉強がてら作ってみようかな。